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注文住宅の設計・施工・増改築・リノベーション・リフォームを手懸ける埼玉県和光市の株式会社アーキ・モーダの公式ブログです。

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施工日記 その4

前回ご紹介した「モコフォーム」現場発泡吹付け断熱材の第2弾!

吉祥寺の新築現場です。



写真はロフト部分です。

この季節、現場は地獄のような暑さですが、やはり全く違います!

特にロフトは、普通居れたもんじゃありませんが、全く平気です。

恐るべし「モコフォーム」




屋根裏部分も通気層を確保した上で、ご覧の通り分厚く施工しています。

費用対効果抜群!

ぜひお勧めです。


そして、本日は鉄骨階段を取付ました。




大人4人とウインチを使って1本100㎏ほどあるササラ桁を

4本設置。

無事に付いて一安心です。


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便利さと子供のしつけと

「バリアフリー」「PL法」「高齢者配慮」「福祉環境」等のかけ声のもと、

公共建物や家電製品、そして住宅などからも次々と「危険」が消えている。
 
特に住宅において、例えば小さい子供や高齢者等の家庭内事故対策は

充分配慮されなくてはならない課題であることは間違いない。
 
 
最近のエコの時流に乗ってオール電化の普及が目覚ましいが、
 
特に「IHクッキングヒーター」等は「火を使わない」という特性上「安全」と称され人気も高い。
 
自分が子供のころは、「ガスコンロの火には気をつけなさい!」

「コンロのやかんに気をつけなさい!」と親に口うるさく言われたものである。
 
おかげで、ガスコンロでヤケドをしたことは無いが、

「ガスコンロ」には注意しなければいけないという感覚は大人になった今でも染み付いている。
 

火を使わないIHクッキングヒーター。
 
実は高齢者のヤケドの事故は逆に増えていると聞いたことがある。
 
火が見えないことで、使用後にまだ熱いことに気づかず
 
思わず熱源部分に触れてしまうらしい。
 
ガスコンロの不完全燃焼による一酸化酸素中毒の危険性も聞いたことあるが、

実はIHクッキングヒーターの電磁波も相当すごいらしい。

 
身近に潜む危険が、便利さや安全という言葉に隠されて
 
見えないかたちで潜んでいることに気がついていない人は結構多い。

 

さて、火を知らずに育った子供たちは、火が危ないという認識をどのようにもつのだろう。
 
河原でバーベキューを楽しむことはできるのだろうか。
 
段差のない家の中で思いきり走り回る子供たちは、

外にある無数の障害物にうまく対応できるのだろうか。
 
 
人には、安全や便利さを提供していきたいと強く思う。
 
しかし自分の子供には、少々危ない思いも経験しながら
 
たくましく育ってほしいとも思う。

そう考える親はもう少ないのだろうか。。。

香る記憶

生まれも育ちも、ずっとアパート、マンション暮らししか体験したことの無い私にとって、

小学生のころ、夏休みに両親の実家である「山梨の家」に遊びにいくことが、とても
 
楽しみだった。
 
平屋の家の前には、おじいちゃんが手入れをしている300坪ほどの畑があり、
 
裏には田んぼをはさんで山があった。
 
まるで絵に書いたような田舎の風景であったが、
 
「畑の土のにおい」、「山の木々のにおい」、田んぼに水をひく「用水路のにおい」、

「新緑のにおい」・・・

 
このにおい、「香りの記憶」はあれから30年ほど経った今も全く色あせない。
 
当時もそこそこ古かった平屋の家の中でも、神棚のある和室は何となく勝手に入っては

いけないような雰囲気が、小学生の私でも感じる「独特なにおい」があった。
 
脱衣場にあったステンレス製の洗面台には、夏でも冷たい水が出てその水とステンレスが

混ざったこれも「独特なにおい」があった。
 
居間の「畳のにおい」、褐色に変化した「木の柱のにおい」、廊下に出ると季節によって変わる

「塗り壁のにおい」・・・

 
こうして思い出してみると、視覚的に覚えている記憶よりも「香る記憶」のほうが

鮮明なのかもしれない。
 
 
今の住まいづくりは、新建材が主流になってシックハウスが問題になり、

出来る限り「消臭」の方向性に進んでいる。
 
私の記憶に残るあの「におい」は、もう今の住まいではほとんど感じることは出来ない。

 
新建材もここ数年、リアルな素材感が復元されてきている。
 
視覚的にも、触れた感触的にも。
 
ただ、あの「におい」は復元されていない。
 
いや出来ないのだろう。。。
 
「におい」だけが、唯一「本物」の特権なのだろうか。
 
是非そうであってほしいと私は思う。
 
技術の進歩が、この境界を超えないことを願っている。

どんなにリアルでも人工的なにおいを新建材で実現されないことを願う。
 

住まいづくりにおいて「本物」が消えてなくならないように。

 
子供たちが大人になったときに、「香る記憶」を次の世代に語れるように。。。

施工日記 その3




何でしょうか!?

このモコモコしたものは・・・

そうこれは見ても通り、「モコフォーム」という現場発泡吹付け断熱材です。






まだまだ繊維系の充填断熱工法が主流の中、

高断熱、省エネルギーの時流に乗って最近増えはじめている断熱工法です。


家造りにおいて、お金のかけどころは人それぞれ多岐にわたりますが、

私の経験上、費用対効果が非常に高いと感じるものの一つです。

断熱欠損のリスクが非常に低く、非常に細かい所まで断熱材が充填できます。

防音効果も期待でき、色合いから現場も明るく感じ、実はちょっとシャンプーの

香りもするんですよ。

これからもどんどん勧めていきたいですね!


もっとシンプルに、もっと力を抜いて・・・

「雨露しのげれば・・・」

こんな言葉、聞いたことありますよね。

住宅の建築に携わっていると、時々不思議な感覚を覚えることがあります。

完全に屋外の何の障害物もない更地の状態から、徐々に屋外の風景が切り取られ

屋根、壁で囲われて、いつしか完全に屋外とは隔離された空間が出来上がる。

気持ちのよい日差しが遮られ、ときどき木々のにおいを運んでくれた心地よい

風が遮られ、街の音が遮られる。

雨露の侵入はもちろんのこと、一切の隙間風も許さない。

そして外気温まで遮断しようとしている。


国は、省エネの観点から自然環境と完全に隔離された空間づくりを推奨し、

建築基準法は一定条件以上の採光条件を要求し、常時換気を義務化する。

そして住まい手は日当りの良く、風通しの良い住まいを求める。


密閉と解放・・


相反する様々な要求と、様々なエゴも絡み合う住宅建築。

もっとシンプルに、もっと肩の力を抜いてこの仕事と付き合いたいものである。

 

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